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富井の古典文法をはじめからていねいに―大学受験古文 (東進ブックス―気鋭の講師シリーズ) |富井 健二

富井の古典文法をはじめからていねいに―大学受験古文 (東進ブックス―気鋭の講師シリーズ)富井の古典文法をはじめからていねいに―大学受験古文 (東進ブックス―気鋭の講師シリーズ)
富井 健二
ナガセ 刊
発売日 2002-09



参考書はやはり読みやすさが重視される 2007-11-22
古典文法など結局は暗記ものなので、それなりの参考書を一冊仕上げておけばほとんど問題はない。

そんな中でこの本は文法の初歩の初歩から語っている本だが、実に読みやすい。

望月の参考書は2冊あるが、これなら1冊だ。何よりも別冊が薄く、他の参考書の中に紛れ込ますことができる。



この本に文句をつけるならば、助動詞の項にページを割きすぎていて、他の場所の説明が少々浅い気もする。特に敬語の説明が薄く、敬語が重要視される古文でこれは少々痛い。識別においても、もう少し突っ込めるところがあった。

ただ、助動詞の意味識別は確かに例外パターンもあるが、そんなにいい加減なものでもないので結構当てはまるし、文法を終えて古文を実際に読んでいくと、どうやって訳せばいいのかは自然とコツがつくものである。だから心配することはない。

特に「む」の識別を上の主語で判断するのは、古文を読む上で非常に大事なテクニックである。「べし」についても詳しく書いてあるが、「べし」に関してはここまで神経質になることはない。まず当然の意味で訳して、駄目な時だけ違う訳を考えればよい。



CDについている助動詞接続の歌は本当にすばらしい。それ以外の部分はよほど出来ない人でない限りはおまけ程度のものだろう。



そして忘れてはならないが、仮にどの文法書を選ぶとしても、あくまでインプット中心であることを忘れてはならない。一応説明の後に問題がついているが、入れたことを実践する確認程度にすぎない。これと合わせて何か別に文法ドリルを繰り返すことが大事である。



文法はどうしても敬遠しがちだが、一度終えてみると覚えなければならないことは意外に少ない。

コツさえ身につけば満点を取ることも難しくないので、まずはこういう講義系の文法本でコツの初歩を身に着けるべきである。


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